匠の技

桐たんすの修理

お部屋の片隅に、薄汚れてしまった桐たんすはありませんか。おばあちゃんが大切に使っていた思い出のつまった桐たんす。その桐たんす、もしかしたら綺麗に蘇るかもしれません。桐たんすを「洗う」というのをご存じですか。言葉通り、汚くなってしまった桐たんすに熱湯をかけて、洗って汚れを落としカンナがけをしてキズなどを補修して仕上げます。汚れの度合にもよりますが、これだけでも思い出の桐たんすは見違えるように綺麗になります。そもそも、桐たんすは「洗い」という修理を繰り返し蘇る究極のエコなタンスなのです。また、桐はその材質から夏の湿度の高いときは、木が膨張し引き出しの開け閉めが少し硬くなり、外からの湿気を入りにくくします。まさに日本の気候に合ったタンスなのです。

思い出の桐たんすを修理にだす場合、考慮すべき点は費用だけではなく仕上がりの美しさです。勿論、タンスの痛み具合や質の良し悪しにも、仕上がりは大きく左右されます。しかし、おばあちゃんの形見分けの品だったり、単に家具という価値以上の場合がありますので、金額に変えられないという部分はあります。 そのため、修理にだす時に気を付けるべきポイントは、依頼先を間違えないという事です。まず、桐たんすを制作している製造元。また、補修用の材料もあり、現役の職人が手掛けるという事。そして、実際に今まで手掛けた修理商品を見せてもらえれば安心します。せっかくの思い出のタンスです。丁寧に修理をしてくれる業者に依頼して、綺麗に仕上げてもらいたいものです。